幸運を招く印鑑

印鑑イメージ

印鑑を押していない文書の偽造に比べて、印鑑を押してある文書の偽造の方が刑罰が重いのだということを知り、今さらながら印鑑の重要性を認識した私です。
しかし雑誌や週刊誌などを見ているとよく印鑑の広告を目にします。

その広告は印鑑は商品として扱われているのですが、おかしなことに必ずと言っていいほど手相ならぬ『印相』の話が出て来ます。
開運とか幸運を招くとかプラス思考の内容ならまだしも、『今、あなたの持っている印鑑は災いを招く印相かもしれません』と脅しをかけ、さらに印鑑を新調しましょうと結んで来ます。
日本人は昔から迷信とか占いを信じる人が多いので、縁起を担ぐ意味でも印相が悪いよりは印相が良い方が好ましいのでしょう。
でも、さきほどの刑罰を調べた時に思ったのは、どんなに良い印相の印鑑を作ったとしても使い方を誤れば、印相の悪い印鑑になってしまうのではないかということです。

逆にどんなに印相の悪い印鑑だとしても使う人の心がけ次第で、幸運を招く印鑑になるのではないでしょうか。
人助けのためと思って「はんこだけ貸して」と言われ、何の疑いも持たずに印鑑を貸し、取り返しのつかないトラブルに巻き込まれた人を私は知っています。
その人の印鑑の印相が幸運を招く印相だったのか、災いを招く印相だったのかはわかりませんが、印鑑を軽く扱ったことが後でとんでもないしっぺ返しとなってしまったのではないでしょうか。

印鑑のことを調べれば調べるほど、印鑑の扱いに気をつけなければならないと思うのです。
我が家には『他人の保証人だけにはなってはならない』という家訓があります。
それは保証人になるという書類には決して印鑑を押さないということです。

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